今週は何がどうなってしまったかわからぬうちに感情のスイッチが入れられてしまい、いつ電話してもいないって言うけど頭ん中で爆音で音楽が鳴ってるから聴こえねえよ！状態に取り憑かれていた。わからぬうちとはいえなんとなくきっかけは察しているが、私的すぎるのでインターネットにも書けすらしない。しかし私を振り回すトピックといえばいつでも「信じること」「本当の気持ち」だ結局のところは。
どれだけ言葉を尽くしても人に思いは届かないばかりのくせに意識してない一言で誰かを傷つけてしまうことも当たり前でやるせないね人間っちゅーのは。そういえば私は人間ではないのだった。忘れてました！笑 自分が妖怪人間で街の笑い者であるという感覚はいつになったら完全に消え去るのか？中二病と思ってもらって構わないが…
今日は今週の脳内爆音映画祭のバイオリズムと昨夜（藤永）見た夢の影響で擬似恋愛状態になってしまい気が触れ…気ッド・触れ死の…になっていたが、遡って二週間前は、雨が降り、誰のためにもならない気持ちになり、うなだれていた。読んでいない本だけが部屋の中に溜まり、それを解消するために日を費やさなければいけないという使命だけがあったし、ファミレスは家であるから、私はココスに帰らなければならなかった。本を3冊抱え込んで、必要のないほどのヘアメイクをして、自撮りを友達に見せつけ、全方向美少女のお通りだいとココスの扉を叩いて、ご飯を食べて、一瞬で友達に連絡して呼びつけて、5時間喋り通した。持ち込んだ本は3ページ読んで、残り2冊は開きもしなかった。話しているうちに友達が「あなたの道化の盾を見抜いてくれる人がいたらいいよね。」と言葉にしてくれた事が嬉しかった。
その翌日は渋谷WWWでゆっきゅんとラブドラゴンズ「つまんなかったよ 君と会うまで」を観に行くことに決まっていた。昼ご飯にと立ち寄った渋谷のロイホにはかわいい男性の店員がいて、
全員いますぐ走れ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
ロイホへ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
ライブにはアンドーナッツさんと一緒に行くことにしていたのでタワレコで落ち合うことになった。椎名林檎の新曲が何言ってるのか理解しようとミュージックビデオ流れるモニターの前で立ち尽くしていたらアンドーナッツさんが現れて、まず「もう歌で言いたいこととか、ないんでしょうね…」という会話をした。
買いたいものがあるからと立ち寄った渋谷modi?だかなんだかいう知らない建物から出ると、世界を揺るがすほどの激しい豪雨と雷が私たちを襲った。その世界の揺るがし方は、BTSに匹敵するレベルだった。そんなんちゃうかったやん！！と二人で言いながらアンドーナッツさんの傘に入り、LOFTへ逃げ込んだ。私は「もうこんなんは、傘を買います」と宣言し、どうせ買うなら可愛いやつ買おうなどと言いながら、2000円くらいする傘を買った。レジの店員に「すぐ使います！」と言ったが、もしかして言わなくても良かったか？持ち手が白で空色のグラデーションが施されている傘を買った。
あと1時間半くらいで開演という時点で私たちはカラオケへ向かった。私たちは会ったらカラオケに行かなければならない。人生は有限で、離れて暮らす私たちなどなおのこと時間がない。カラオケに行かないという選択肢は、ビヨンセのサイン会クラスの事が起きなければ、ありえない。私はビヨンセの大ファンというわけではないから、まあ、高良健吾のサイン会とか。私は高良健吾に遭遇して写真を撮ってもらったことがあります。
カラオケする直前にアンドーナッツさんが「を」のキーホルダーをくれた。知らない人に説明しようにも、これはまごうことなき「を」のキーホルダーである。「を」のキーホルダーは買ったばかりの傘にくくりつけた。我々は1時間カラオケをして、カラオケって2時間からやからねと言いながら部屋を後にした。どこかの部屋をガキの集団が利用していて、「夢をかなえてドラえもん」をみんなで合唱しているのが聴こえた。
渋谷WWWに向かい入場すると、BGMで流れるBONNIE PINKのPrivate Laughterが聴こえた。ついさっきカラオケで歌ったばかりの歌だったので、二人で「アン…😭」となっていた。
ENDLESS STORYがまあまあの音量で流れ始め会場がざわざわする中、ラブドラゴンズの皆さんが入場。各自がゆっきゅんの歴代衣装を身につけて登場し、それがあまりにも似合っていて、「う、美しいバンド〜」と声に出てしまった。そして「遅刻」の生演奏！これが本当に文明開化の音がしていた。そしたら奥からリボンを華麗に回すリボンまみれのゆっきゅんが登場してあんまりギラギラに神々しくて大きく笑ってしまった。神々しさとギラギラって普通同居しないから。でも本当にあの瞬間、世界は平和になる！！！！！！！！！！！！！！！と大きい声を張れるような説得力があった。バンドアレンジはどれも私の好きなやつだったので好きなやつを、ありがとう…と思いながらトランス状態になって踊っており「好きなやつをありがとう」以上言えなくて申し訳ないですね、まあ、私の人生なので……笑
「日帰りで」を聴きながら私は、最上のものを得るにはそれなりの代償を払わなければならないのなら、坊主にするしかないけど、坊主は嫌だから、ベリーショートぐらいならいけるかなと思っていた。これは私の「目の前で起きている出来事からめちゃくちゃ飛躍した地点で考え事をする」という悪癖にすぎないが、なんかもうこんないいことが起きるまでに、この人たちが、歩いてきた道…とか考えてしまって体も吹き飛び最後にはラブドラゴンになって天へと上昇してしまったのでした…。
終演後、会いたかった人に偶然会うこともできて嬉しかったし、ワシがほんまのラブドラゴンなんかい…と思いながら帰路についた。
ゲリラ豪雨に降られてやむなしで買った傘がなまじ可愛いちゃんとしたものなあまり、あー、これを見るたびにこの日のことを全部全部思い出すんだーと気づいて電車の中で一人目を閉じた。じゃあ、壊れるまでは捨てられないし、壊れないように使うんだ私は。家に帰ると0時を過ぎていて、部屋にある日めくりカレンダーをめくることももうできたけど、あーめくったら終わるんだなこの日がー、とめくらずに眠った。
それからしばらくカレンダーはめくられることなく、延々と6月3日を繰り返した。
